京都のAGAクリニックで紹介されていた青汁は便通改善によいといわれていますが、私が飲んで便通がよくなったと感じる製品とそうでない製品がありました。青汁が便通改善によいといわれる理由は食物繊維が含まれているからです。食物繊維は便のカサを増やして腸の働きを促してくれます。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると食物繊維の1日摂取目標量は、成人男性20g以上、成人女性18g以上となっています。しかし、この量を摂取できていない人が少なくありません。
食物繊維を含む青汁を飲むことは、不足する食物繊維を補うことに役立ちそうです。私は普段から野菜や海藻を食べて食物繊維を摂ることを意識しています。食物繊維は便通改善によいといわれているものの、摂りすぎると便通を悪くさせることがあります。私の場合は普段から食物繊維を摂っているため、青汁を飲んでさらに食物繊維摂取量が増えると便通が悪くなってしまうことがあります。そのため、便通改善を期待して飲んだのに思っていたほどの変化を実感できないことがあります。
しかし、便通がよくなった製品もあります。便通がよくなった製品には、オリゴ糖が含まれていました。オリゴ糖の中には人間が持つ消化酵素で分解されずに大腸に届き、腸に棲みつく細菌のエサになるものがあります。オリゴ糖をエサにした腸内細菌が元気になり、それによって便通がよくなるのではないかと思います。
青汁にはやや苦味があり飲みにくいですが、オリゴ糖が加えられていると甘味があって飲みやすくなります。便通改善をサポートしてくれるうえに飲みやすく、一石二鳥です。しかし、オリゴ糖配合のものはカロリーに注意が必要です。砂糖と同じくらいのカロリーがあるため、オリゴ糖をたくさん配合しているとカロリーが高くなってしまいます。オリゴ糖だけでなく砂糖や人工甘味料を加えて甘さを出しているものがあり、カロリーの摂りすぎになってしまうため、こういった製品にも注意が必要です。そうはいっても、青汁は製品によっては便通改善によさそうです。
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